【臼杵】臼杵市田井にある平尾区は20日、所有する和太鼓を臼杵高野球部へ贈った。太鼓は地区の盆踊りに使われていたものの、5年前に担い手不足で盆踊りが途絶えて以来、活躍の場を失っていた。今夏は球場で音を響かせ、ナインを後押しする。
住民が知り合いで同部のコーチを務める那賀啓史さん(57)=市職員=に相談し、寄贈することが決まった。
平川享四郎区長(75)ら3人が市内戸室の同部練習グラウンドを訪問。太鼓を渡し、「夏の大会でぜひ勝ってください」とエールを送った。
早速、同部のムードメーカー小代奏士朗さん(16)=2年=が応援歌「ダイナミック琉球」を打ち鳴らし、部員が歌った。小代さんは「弾みのあるたたき心地で気持ちが乗る」。同部は別に太鼓を1張持っており、那賀さんは「応援に厚みが出る」と喜んだ。
チームは7月9日、別大興産スタジアムでの全国高校野球選手権大分大会1回戦で楊志館と戦う。安藤大翔主将(18)=3年=は「すてきな太鼓をいただいた気持ちに応え、勝利を届けます」と誓った。