【大分】大分市下戸次でスイートコーンの収穫が最盛期を迎えた。5月に好天に恵まれたことで、フルーツ並みの甘さに仕上がり、20軒以上の生産者が、早朝から作業に追われている。
過去の大野川の氾濫で堆積した肥沃(ひよく)な土壌を生かして、ハウス、トンネル、露地で栽培。約10年前から人気が高まり、生産量を拡大した。今季は4~5月の気温が低かったため、収穫が例年より約1週間遅れた。収穫は5月下旬のハウスを皮切りに始まり、7月中旬の露地まで続く。
赤峯収さん(53)は、6カ所の畑(計約60アール)で5年前に「あま嬢」の名でブランド化したスイートコーンを育てる。実は夜間に糖分を蓄えるため、毎朝午前5時ごろに作業を開始。太り具合を見極めながら手で1本ずつもぎ取り、収穫後は、品質や中に虫がいないかを確認する。糖度は16度以上で、メロンと同じくらい。7月上旬までに8トンの収穫を見込む。
「あま嬢」は生活協同組合コープおおいたや道の駅「たのうらら」に卸し、農園でも直売する。赤峯さんは「取れたては生でも食べられる。甘さやみずみずしさを楽しんでほしい。戸次のスイートコーンをもっと多くの人に知ってもらいたい」と話している。