はつらつ100歳、豊後高田市の道野さん ラジオ体操や奉仕活動に汗「体力の続く限り」

老人クラブの仲間らから100歳の長寿を祝福される道野一良さん(前列右から4人目)=20日早朝、豊後高田市築地地区集会所

 【豊後高田】20日に100歳の誕生日を迎えた豊後高田市築地の道野一良さんは、活動的な毎日を過ごしている。15年間欠かさず、片道1キロの道のりを自転車に乗ってラジオ体操に出かけ、地域の奉仕活動にも精力的に参加。同日は、一緒に体操をしている地元老人クラブ(河野三男会長)から盛大に祝福された。
 道野さんは築地地区に生まれ、県立高校の事務官を務めた。現在は妻の薫さん(96)と2人暮らし。子ども4人、孫10人、ひ孫が8人いる。
 退職後、2010年の老人クラブ結成や早朝ラジオ体操活動の立ち上げなどに関わった。ラジオ体操は寒い時季を除く4~10月の毎朝、地区集会所で開催。道野さんは雨の日でも自転車で通い、体操の後は家庭菜園で花や野菜作りなどをして体を動かす。老人クラブでは旅行に参加したり、草刈りなどにも顔を出すという。
 20日は体操後、お祝いのイベントが催された。佐々木敏夫市長も駆け付け、老人クラブメンバーが100歳を祝うメッセージを書き込んだ寄せ書きを披露した。
 河野会長(77)は「健康長寿を目指す会員の目標となる存在。これからも元気で一緒に活動してほしい」。道野さんは「毎日、規則正しい生活を重ねてきたこと以外、特に健康の秘訣(ひけつ)は思いつかない。体力の続く限り、地域のために頑張りたい」と話している。

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