サッカーJFL第12節最終日は15日、大分市のジェイリーススタジアムなどであった。ヴェルスパ大分は同会場でラインメール青森と対戦し、1―0で競り勝った。通算7勝3分け2敗(勝ち点24)で3位に浮上した。
大分の次戦は第13節最終日の22日、三重県のAGF鈴鹿陸上競技場でアトレチコ鈴鹿と対戦する。
■監督「ヤマ場を勝ち切れて良かった」
今季無敗で首位を走り、天皇杯でJ1横浜Mを下して勢いに乗る難敵に勝ち切った。直接対決の勝利で勝ち点差を1に縮め、中村元監督は「負ければ引き離されるヤマ場だった。勝ち切れて良かった」と喜んだ。
前半41分、MF武沢一翔が右から上げたクロスをFW今村優介が折り返し、MF金崎夢生が頭で押し込んだ。前節まで11試合で3失点の堅守を崩すため、両サイドからのクロスで揺さぶる戦法が見事にはまった。
後半は押し込まれる時間帯もあったものの、GK姫野昂志の好守などでピンチを防いだ。追加点こそ奪えなかったが、リードを守り抜いた。
姫野は「みんなが体を張って守ってくれた」と仲間に感謝。武沢は「チャレンジャーの気持ちで臨めた。この勝利を自信にして次につなげたい」と話した。
ヴェルスパ大分1―0ラインメール青森
1―0
0―0
▽得点者【ヴ】金崎