随意契約の備蓄米、大分市内の店舗でも販売 開店前から行列、20分で完売

店員から備蓄米を受け取った買い物客=12日、大分市生石のミスターマックス西大分店

 政府が随意契約で売り渡した備蓄米が12日、大分市内の一部店舗にも並んだ。開店前から行列ができ、約20分で完売した。
 同市生石の「ミスターマックス西大分店」は、2022年産を5キロ・1994円(税込み)で350袋準備した。1家族に1点に限定。店舗前には午前5時ごろから客の列ができ、9時のオープンを15分早めた。
 同市緑が丘の無職、桑霍(くわづる)義信さん(72)は「ようやく大分市でも売られるとニュースで知って来た」。同市賀来西の曽根崎奈々子さん(56)は「コメが高すぎて、なかなか買う気になれなかった。安く買えてうれしい」と喜んだ。
 ミスターマックス・ホールディングス(福岡市)では備蓄米4980トンを入荷した。精米が完了次第、各店舗で随時販売するという。戸高清和店長(53)は「問い合わせが多く、無事に売ることができて良かった」と話した。
 備蓄米の販売は県内の一部で始まっている。コンビニ大手ローソンが14日からを予定するなど、各社が準備を進めている。

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