由布市が造成予定の宅地、移住者に無償譲渡の方針 子育て世帯など対象、条例案を提案へ

子育て世帯などを呼び込むため、宅地として造成予定の市有地=4日午前、由布市庄内町大龍

 【由布】由布市は、子育て世帯などを呼び込もうと、庄内町大龍で本年度から造成を始める宅地を移住者に無償譲渡する方針を決めた。譲渡の条件などを盛り込んだ「市定住促進宅地の無償譲渡に関する条例制定案」を6月議会に提案する。
 庄内地域の定住者の増加や地域活性化、子育て世代の移住支援が目的。
 予定地は、高齢者施設の旧寿楽苑があった市有地で、由布高グラウンドのそば。敷地面積は7282平方メートルあり、12区画を造成。ベンチや木陰がある共有広場やウオーキングコースも整備する。
 条例案によると、譲渡の対象となるのは10年以上居住する意思のある市外からの移住者で(1)申請者か配偶者が40歳未満の夫婦か(2)15歳未満の同居親族がいる家族と定める。希望者が市に申請書を提出し、審査を受ける。仮譲渡契約後は1年以内に住宅建築に着手しなければならない。
 市は、造成工事など事業費2億8992万7千円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案も6月議会に提案する。年度内の募集を目指す方針で希望者が少なかった場合は市内在住者を2次募集する可能性もあるという。
 相馬尊重市長は5日の会見で「庄内地域は人口が激減しており、若い人たちに住んでもらいたい。子育て世帯などが庄内地域に住宅を建てる呼び水になるといい」と述べた。

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