【大分県高校総体】弓道(2日) 男子は宇佐が初、女子は中津南が57年ぶり優勝

集中して弓を引く宇佐の選手たち=大洲弓道場

 激戦となった弓道男子団体は、ここ一番の集中力を発揮した宇佐が初優勝を飾った。
 前日の2次予選は2位で通過。7校総当たりの決勝リーグ初戦で、力のある大分南に勝てたのが大きかった。「出だしを制することで勢いに乗れた」と市口博義監督。鳴海和真(3年)が個人で優勝した勢いを保ち、チームをけん引した。
 各校が譲らず、4勝2敗で4校が並んだ。総的中数で3校を上回り、悲願の全国切符をつかんだ。永松佑二郎主将(同)は「どの学校も強く、レベルの高い試合だった」と振り返った。
 全国舞台は昨年の選抜大会に出場したものの、結果には満足していない。永松主将は「選抜で果たせなかった予選を突破し、借りを返したい」とさらなる奮闘を誓った。

【ミニインタビュー】
 弓道男子団体で準優勝となった国東の難波優輝主将(3年) ライバルの宇佐に的中数の差で敗れ、悔しさが残る。最後だから必ず勝とうと仲間たちと話していた。気持ちを切り替え、九州大会でしっかり勝ち上がっていく。

 弓道女子団体で優勝した中津南の山口さくら主将(3年) 予選ぎりぎりでの通過から、6戦全勝で頂点となりうれしい。先生や先輩方に学んだことが発揮できた。インターハイは、昨年行けなかった先輩の分まで頑張りたい。

 〈弓道〉
 (大洲弓道場)
 =男子=
 【団体】▽決勝リーグ 国東17―13宇佐、竹田10―9国東、国東15―12情報科学、大分南14―11国東、国東14―12日田、国東11―10舞鶴、宇佐15―13竹田、宇佐13―12情報科学、宇佐14―12大分南、日田13―10宇佐、宇佐16―13舞鶴、情報科学17―10竹田、竹田13―11大分南、竹田12―9日田、竹田14―13舞鶴、情報科学13―11大分南、情報科学(競射勝ち)11―11日田、情報科学(競射勝ち)9―9舞鶴、大分南10―8日田、舞鶴16―8大分南、日田14―12舞鶴
 (1)宇佐4勝2敗(2)国東4勝2敗(3)情報科学4勝2敗(4)竹田4勝2敗(5)日田2勝4敗(6)大分南2勝4敗(7)舞鶴1勝5敗
 (順位は総的中数による)
 =女子=
 【団体】▽決勝リーグ 日田(競射勝ち)12―12鶴見丘、国東(競射勝ち)9―9鶴見丘、鶴見丘(競射勝ち)10―10大分南、宇佐14―8鶴見丘、中津南(競射勝ち)11―11鶴見丘、杵築10―9鶴見丘、日田15―10国東、大分南14―11日田、宇佐11―10日田、中津南11―9日田、日田9―7杵築、大分南16―10国東、国東12―9宇佐、中津南13―7国東、国東(競射勝ち)12―12杵築、大分南11―5宇佐、中津南(競射勝ち)9―9大分南、大分南9―7杵築、中津南(競射勝ち)7―7宇佐、宇佐(競射勝ち)11―11杵築、中津南11―10杵築
 (1)中津南6勝(2)大分南4勝2敗(3)日田3勝3敗(4)国東3勝3敗(5)宇佐3勝3敗(6)鶴見丘1勝5敗(7)杵築1勝5敗
 (順位は総的中数による)
 (男子の宇佐は初、女子の中津南は57年ぶり4回目の優勝。男女とも1位が全国、2位までが九州大会へ)

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