【大分県高校総体】ボクシング(2日) 男子ライトフライ級で小林が再起のV

【ボクシング男子ライトフライ級決勝】頂点に立った東九州龍谷の小林(奥)=鶴崎工高

 ボクシング男子ライトフライ級は、東九州龍谷の小林凜久(りく)(3年)がブランクを乗り越えて2年ぶりの全国舞台を決めた。決勝では冷静な試合運びで的確にパンチを当て、ライバルを圧倒。「緊張したが、勝ててほっとした」と振り返った。
 親元を離れ、佐賀県の強豪校に進学。1年時に全国16強入りを果たしたが、2年時に持病が悪化した。昨夏、福岡県吉富町の実家に戻り、同校に転校。中学時代に通った宇佐市内のジムで秋から練習を再開し、「鈍った感覚を取り戻すだけで大変だった」という。
 ジムまでの送迎や通院など両親に支えられ、久々につかんだ全国切符。「つい反抗してしまうけど、ありがたいと思っている。全国ベスト8以上を目指す」と恩返しの大舞台を見据えた。

【ミニインタビュー】
 ボクシング男子ピン級で優勝した鶴崎工の松永拓己(3年) 序盤はいい動きができたが、減量の影響で徐々に足がふらふらになった。九州大会で勝つために攻撃にコンビネーションを取り入れ、気を引き締めて練習に取り組みたい。

 ボクシング女子ライト級で九州大会に出る鶴崎工の水田詩桜里(3年) 判定で自分の手が上がったときが気持ちいい。今は駆け引きの練習中。この階級は全国大会があるので、九州で勝って全国大会に出て、3位以内に入りたい。

〈ボクシング〉
 (鶴崎工高)
 【男子】▽ピン級 (1)松永拓己(鶴崎工)(2)小松蔵人(大分工)
 ▽ライトフライ級 (1)小林凜久(東九州龍谷)(2)仲摩夢斗(鶴崎工)(3)河野晃輝(同)嶋田省吾(大分工)
 ▽フライ級 (1)中家翔寿(鶴崎工)(2)須藤琉希(同)(3)麻生啓輔(大分工)松本翔太(同)
 ▽バンタム級 (1)小松大和(大分工)(2)河野冬真(鶴崎工)(3)辻翔貴(同)染矢裕利(大分工)
 ▽ライト級 (1)田中敦己(鶴崎工)(2)小手川陽迪(同)(3)安部由道(大分工)日高虎太郎(津久見)
 ▽ライトウエルター級 (1)遠藤挙匠(鶴崎工)(2)片山逞(大分工)(3)赤峰仁(同)佐藤尚(大分西)
 ▽ウエルター級 (1)山口悠斗(大分工)(2)中路剛瑠(同)(3)薬師寺壮志(津久見)
 ▽ミドル級 (1)山田真輝(大分工)
 【女子】▽ライトフライ級 (1)島花凜(鶴崎工)
 ▽ライト級 (1)水田詩桜里(鶴崎工)
 【学校対抗】(1)鶴崎工44点(2)大分工(3)東九州龍谷
 (男子のライトフライ級、フライ級、バンタム級、ライト級、ライトウエルター級の各1位は全国へ。男子は各階級2位まで、女子は1位が九州大会へ。学校対抗の鶴崎工は2年連続19回目の優勝)

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