【大分県高校総体】カヌー(2日) 舞鶴が女子2年ぶり優勝、男子は連覇

【カヌー女子カヤックフォア】優勝した舞鶴。左から開発、笠木、川野、温=真玉カヌー場

 カヌーの学校対抗女子は舞鶴が2年ぶりに制した。優勝はカヤックフォアなど2レースにとどまったが、安定した成績を残し層の厚さを示した。
 フォアは接戦になり、終盤にライバルの豊府を振り切った。笠木愛可(まなか)(3年)は「前半は少し崩れたけれど、粘って最後まで諦めずにいけた」と振り返った。温(ぬるい)望桜(みお)(2年)は「イメージした動きができた」、川野祐良(同)も「自分の力を出し切った」と満足げな表情を見せた。
 カヤックシングル、同ペアは他校に1位を譲り、悔しさも残った。同ペアの開発由衣(同)は「先輩(笠木)とインターハイで戦いたかった」と話した。
 フォアの目標は高く、全国総体優勝。笠木は「自分たちの弱いところを克服し、4人のこぐ力を上げたい」と成長を誓った。

【ミニインタビュー】
 カヌー男子カナディアンシングルで優勝した豊府の甲斐豊章(よしき)(3年) いつも競り合う児玉一心(東明)に「絶対に勝つ」という思いでレースに臨んだ。自分の実力の全てを出し切った。パワーを付けて、インターハイではメダルを狙う。

 〈カヌー〉
 (真玉カヌー場)
 【男子】▽カヤックシングル (1)二村蒼(舞鶴)2分2秒40(2)福原滉平(東明)(3)中村康熙(舞鶴)(4)石川叶人(同)
 ▽同ペア (1)中村康熙・二村蒼(舞鶴)1分50秒80(2)武藤佑和・福原滉平(東明)(3)藤井喜一・柳本啓太(高田)
 ▽同フォア (1)石川叶人・中村康熙・二村蒼・首藤倫太郎(舞鶴)1分44秒17(2)野尻岬希・福沢凜大・坂本凪希・矢野天翔(同)(3)藤井喜一・柳本啓太・奥田大翔・村上輝桜(高田)
 ▽カナディアンシングル (1)甲斐豊章(豊府)2分12秒65(2)児玉一心(東明)(3)川上要(舞鶴)(4)池森敬信(高田)
 ▽同ペア (1)甲斐豊章・高木章弘(豊府)2分5秒33(2)川上要・宇佐川蓮太郎(舞鶴)(3)池森敬信・安部裕一(高田)
 ▽同フォア (1)川上要・後藤雅史・宇佐川蓮太郎・大石真理(舞鶴)1分58秒72(2)甲斐豊章・高木章弘・林田晴任・豊東春政(豊府)
 ▽総合 (1)舞鶴98点(2)高田(3)豊府
 【女子】
 ▽カヤックシングル (1)護城慧香(高田)2分13秒74(2)北川和奈(豊府)(3)笠木愛可(舞鶴)(4)開発由衣(同)
 ▽同ペア (1)橋本優華・護城慧香(高田)2分5秒22(2)笠木愛可・開発由衣(舞鶴)(3)北川和奈・山本葵子(豊府)
 ▽同フォア (1)笠木愛可・開発由衣・川野祐良・温望桜(舞鶴)2分2秒28(2)北川和奈・霍田侑未梨・本田莉瑚・山本葵子(豊府)(3)橋本優華・護城慧香・板清明日香・加藤朋佳(高田)
 ▽カナディアンシングル (1)森舞子(舞鶴)7分56秒17
 ▽総合 (1)舞鶴51点(2)高田(3)豊府
 (総合の舞鶴は男子が2年連続12回目、女子が2年ぶり23回目の優勝。男女各種目1位が全国、シングルは4位まで、ペアは3位まで、フォアは2位までが九州大会へ)

最新記事
国民スポーツ大会、大分市で県選手団の壮行式 6日から会期前競技「全身全霊で戦う」
柳ケ浦高DF竹田がサッカーU―16女子代表候補に 8日から国内キャンプ
全日本都道府県対抗少年剣道優勝大会、大分県代表決まる
OBSおはよう野球大会、別大興産野球クラブが2年ぶり優勝
虹の松原旗争奪親善少年軟式野球、佐伯昭和ベースボールクラブが準優勝