中津市の書道家西郡さんが国際書道展で3席 「安寧を願った」作品のアート性を高評価

ニューヨーク国際書道展で準優秀賞を受賞した作品群と西郡愛光さん=中津市耶馬渓町の厳浄寺

 【中津】「コンテンポラリー書道」をテーマにアート性の高い書作品を公募する「ニューヨーク国際書道展2025春夏」で、中津市角木の書道家西郡愛光(みそら)(本名・真理)さん(45)の作品群が第3席の準優秀賞を受賞した。直感的な心情を書と絵で表しており、「自分らしく、和の心を伝えようと取り組んできたことが認められたようでうれしい」と喜んでいる。
 西郡さんは6歳で書道を始め、2018年に師範の資格を取得。水墨画も学び、書道や墨絵の教室を主宰する。創作活動はインスピレーションを大事に、言葉や絵を組み合わせて表現。16年には日美展水墨画部門で入選した。
 同書道展はアートインキュベーション協会(東京)が米ニューヨークで昨年から開催。従来の日本書道の枠にとどまらない自由な表現を世界に発信している。
 4月下旬に開かれた今回は、非公開ながら「少なくとも300点以上」(同協会事務局)の応募があり、28点が入賞。準優秀賞には計18点が選ばれた。
 初挑戦だった西郡さんの作品群(5点)の共通テーマは「心の平和」。古代文字で光の女神を表した「暁」、龍と文字を融合させた「二つの龍神様」などで「安寧を願った」という。審査員の安達元一さん(放送作家)は「祈り、和合、調和、愛というコンセプトが伝わり、西郡さんの半生の旅が見えてくる」と評した。
 5月上旬に同市耶馬渓町の厳浄寺であった受賞記念イベントで5点を披露。感謝と恩返しの気持ちを込めライブパフォーマンスをした。市内外で受賞記念の巡回展を予定しており、6月10~24日には同市山国町のコアやまくにで開く。
 西郡さんは「これからも調和やホスピタリティーなど素晴らしい日本の心を世界の人に伝えていきたい」と張り切っている。

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