玖珠町で新ブランド米の田植え 衛星データなど活用し栽培へ

「くす天空の輝き」として出荷予定のひとめぼれの苗を植える石井龍文さん=玖珠町戸畑の水田

 【玖珠】人工衛星が撮影した画像データなどを活用して栽培する玖珠町の新たなブランド米「くす天空の輝き」の生産が本年度、本格的に始まった。町と町内の農家有志26戸が計約70トンの出荷を目指す。
 くす天空の輝きは町内産ひとめぼれが対象。1等米の中でも▽粒厚2ミリ以上で食べ応えがある▽玄米のタンパク質含有量6・3%以下で粘りと甘みが強い―といった基準をクリアした米を認定する。
 町は2022年から、宇宙ビジネス創出の一環として取り組みを始めた。さまざまな画像や気象データを組み合わせて生育状況を把握し、パソコンやスマートフォンで見られるウェブシステムを参加農家に提供。長年の経験や県、JAの協力による実測値など「地上データ」と併せることで、高品質な米の安定生産と単価の向上を目指すという。
 同町戸畑の石井龍文さん(72)の水田(50アール)で22日、田植えが公開された。約40年のキャリアがある石井さんは「ブランド化には町産米全体の品質を上げることが大切。手探りのスタートだが、データを蓄積して実績を示し、参加農家を増やしたい」と話した。
 問い合わせは町農林課(0973-72-7164)。

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