自転車トラックで、翔青の小岩虎ノ介(3年)が個人5種目で頂点に立った。「レース種目は思い描いた展開に持ち込めた。タイムには満足していない」と振り返った。
スプリント(200メートル)では全体でただ一人、11秒台をたたき出して優勝。ただ向かい風を受けて大会記録には届かず、「更新できる自信はあったが…」と唇をかんだ。
ケイリンでは2連覇を達成。一気にトップスピードが出せるよう、「体重も筋力も増やした」という成果が出た。競輪選手の父と競り合う自主練習も重ねており、「持久力アップにつながったと思う」と自信を深めた。
インターハイ出場権は九州大会後に正式に決まる。3月の全国選抜大会で優勝した1000メートルタイムトライアルで「もう一度、日本一」を狙う。
<自転車>
(別府競輪場)
=男子=
【個人】▽スプリント (1)小岩虎ノ介(翔青)11秒27(2)安松佑真(同)(3)上田涼太(日出総合)
▽スクラッチ (1)森竹侑汰(翔青)7分48秒18(2)小岩虎ノ介(同)(3)高橋天(日出総合)
▽ポイントレース(16キロ) (1)大後戸颯青(翔青)31点(2)上田涼太(日出総合)(3)小岩虎ノ介(翔青)
▽4000メートル速度競走 (1)小岩虎ノ介(翔青)5分14秒09(2)小林陽南太(同)(3)上田涼太(日出総合)
▽ケイリン (1)小岩虎ノ介(翔青)11秒85(2)安松佑真(同)(3)上田涼太(日出総合)
▽学校対抗 (1)翔青145点(2)日出総合(3)大分工
=女子=
【個人】▽スプリント (1)羽矢鈴菜(翔青)15秒24(2)阿部理沙(同)
▽ケイリン (1)羽矢鈴菜(翔青)15秒07(2)阿部理沙(同)
▽学校対抗 (1)翔青69点