馬術の障害馬術L―Aは三重総合の村島悠雅(3年)が制した。
難易度が低い同L―C前の練習中に落馬。左肩を痛め、同種目で優勝を逃した。「気持ちで負けていた。ただ次は力を出し切る」と自らを奮い立たせてL―Aに臨んだ。
村島は乗り慣れたアンクールトレジャーに騎乗。課題だった飛ぶタイミングも含め、ミスなく終えた。「2年間、うまくいかないことばかりだった。頑張ってくれた馬のおかげ」と感謝した。
別府市から電車で約2時間かけて通学し、限られた時間で練習をこなす。「馬と触れ合うと嫌なことを忘れられる。幸せな空間」とほほ笑む。
全国大会(8月・北海道)の出場権を懸けた九州予選(6月・熊本)に向け「正確さを磨き、タイムを縮める」と飛躍を誓った。
〈馬術〉
(恵藤建設馬術場)
【団体】(1)三重総合
【個人】▽障害馬術L―C(減点法) (1)土居時道(三重総合、フレーズメルバ)0点、41秒88(2)村島悠雅(同、同)0点、50秒58
▽障害馬術L―A(減点法) (1)村島悠雅(三重総合、アンクールトレジャー)0点、46秒91