【大分県高校総体】バドミントン(24日) 団体男子は鶴見丘11連覇、女子の大分西が完全優勝

【バドミントン男子団体決勝・鶴見丘―大分西】相手を圧倒し、チームに流れを呼んだ鶴見丘の第1ダブルス菅野(右)・木津組=クラサス武道スポーツセンター

 第73回県高校総合体育大会は24日、先行開催の7競技があった。バドミントン団体は男子が鶴見丘、女子は大分西が制した。ゴルフ団体は男子が柳ケ浦、女子は大分が制した。陸上は400メートルリレーで大分が男女アベック優勝した。

 バドミントン団体は男子の鶴見丘が連覇を11に伸ばし、女子は大分西が9年ぶりの栄冠に輝いた。
 大分西は全3試合で3―0の「完全優勝」を果たした。昨秋の県新人大会決勝では昭和学園に3―2と接戦の末に競り勝ったが、この日は一戦も落とさなかった。
 第2ダブルスは1―1で迎えた最終ゲーム途中、5―11までリードを広げられた。そこから驚異的な追い上げで逆転に成功。勝利を決めた瞬間、コートで喜びを爆発させた姫野真未主将(3年)は「やってきたことは間違いじゃなかった」と興奮気味に振り返った。
 春の選抜大会に続いて全国切符をつかみ、坂元建太監督は「挑戦者の気持ちを忘れず、全力を出し切りたい」と決意を込めた。
 鶴見丘は盤石の強さを見せた。第1ダブルスの菅野北斗主将(3年)・木津颯斗(2年)組がチームをけん引。鋭いラケットさばきで相手に付け入る隙を与えず、決勝でも力の差を見せつけた。
 仲間への鼓舞も忘れなかった菅野主将は「個性が強いメンバーが、しっかり一丸になれたから勝てたと思う」。王座を守り、岡部孝信監督も「今年の戦力には自信を持っていたが、試合では何が起こるか分からない。よく戦ってくれた」とたたえた。 

 〈バドミントン〉
 (クラサス武道スポーツセンター)
 =男子=
 【団体】▽1回戦 翔青3―2高専、稲葉学園3―1海洋科学、東明3―0鶴城、日田林工3―2三重総合、宇佐3―2豊南、由布3―1津久見、大分西3―2情報科学
 ▽準々決勝 鶴見丘3―0翔青、東明3―0稲葉学園、日田林工3―1宇佐、大分西3―0由布
 ▽準決勝 鶴見丘3―0東明、大分西3―1日田林工
▽決勝
鶴見丘3―0大分西
○菅野・木津2―0高橋・佐藤  
○高田・木元2―0吉田・阿南  
○武藤2―1安藤  
 高田―工藤  
 木津―阿南  
 ▽第2代表決定トーナメント1回戦 東明3―0日田林工
 ▽同決定戦 東明3―1大分西

 =女子=
 【団体】▽1回戦 宇佐3―0高専、日田3―1豊南、情報科学3―1由布、東明3―0三重総合、鶴城3―1翔青
 ▽準々決勝 大分西3―0宇佐、情報科学3―0日田、鶴見丘3―0東明、昭和学園3―0鶴城
 ▽準決勝 大分西3―0情報科学、昭和学園3―2鶴見丘
▽決勝
大分西3―0昭和学園
○松浦・中尾2―0猪山・山本  
○姫野・飯倉2―1吉田・諫山  
○人見2―0藤沢  
 松浦―猪山  
 姫野―諫山  

 (男子の鶴見丘は11年連続22回目、女子の大分西は9年ぶり5回目の優勝。男女とも1位が全国、男子は1位と第2代表、女子は2位までが九州大会へ)

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