夏秋期は西日本一の生産量を誇る県産ピーマンの旬入り宣言式が20日、大分市豊海の市公設地方卸売市場であった。生産者が栄養たっぷりに育った出来栄えをPRした。
県農協、JA全農おおいた、県の主催。県農協の神連(じんれん)克之ピーマン生産部会長(65)=玖珠町=が「太陽の光を浴び、ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれている。夏バテ防止の効果もあるのでたくさん食べてほしい」とあいさつした。
出荷は4月下旬から始まっており、この日は大分市や豊後大野市、臼杵市から計1035キロが集まった。
式典後の競りでは、仲買人たちが1キロ当たり平均567円で落札した。昨年の同時期は同562円だった。
県農協によると、今年の作付面積は約58ヘクタールで、出荷量は4600トンを計画している。朝晩の冷え込みが心配されたものの生育は順調という。11月下旬まで関西を中心に九州や中国、四国で販売される。