宇佐市の宇佐神宮で将棋の第83期名人戦第4局が始まった17日、関連行事があり、来場者はプロ棋士との対局やステージイベントなどを楽しんだ。
境内の絵馬殿では宇佐商工会議所や名人戦の実行委員会などが企画した対局指導将棋があった。深浦康市九段や中田功八段ら4人のプロ棋士と直接対局できる貴重な機会に、抽選で選ばれた県内外の小中学生40人が参加した。
プロ棋士は一度に4~6人を相手にする多面指しをした。対戦相手の実力に合わせ、駒の数を減らすなどのハンディを付け対局。より良い駒の進め方などをアドバイスしながら次々と指していった。
加藤鳳悠(たかはる)さん(13)=高田中1年=は「プロの隙のない守り方に感心した。これまで知らなかった指し方を教えてもらえたので次の大会で発揮したい」と喜んだ。
表参道駐車場では「第17回USAフェス」を開催。県内外のハンドメード作家による販売会やワークショップ、キッチンカーや出店などが並んだ。
特設ステージでダンスを中心にさまざまなパフォーマンスが披露され、にぎわった。スーパーカーや消防車、自衛隊の車両展示もあった。
福岡県柳川市の看護師、池上美和さん(45)は「地元グルメを楽しみに来た。勝負めしのメニューに載ったハモカツバーガーが軟らかくておいしかった」と話した。
フェスは18日もあり、午前10時から境内の参集殿で大盤解説会がある。