アンデルセンと久留島武彦の歩み紹介 玖珠町で企画展、愛用品なども展示

アンデルセン(左)と久留島武彦(右)の等身大写真を背に「2人の歩みを知って」と呼びかける金成妍館長=玖珠町森の久留島武彦記念館

 【玖珠】デンマークの童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンと、「日本のアンデルセン」と呼ばれる玖珠町出身の口演童話家久留島武彦の歩みをたどる企画展「ふたりのアンデルセン」が、同町森の久留島武彦記念館で開かれている。25日まで。
 今年はアンデルセンの没後150年、昨年は久留島の生誕150年に当たり、改めて2人の業績を知ってもらおうと企画。会場には2人の等身大写真や年表をあしらった大型パネル、通訳もしていた久留島愛用の旅行かばん、初期の日本童話祭の資料など約60点を展示している。
 焦点を当てたのは、デンマークでのアンデルセンの再評価を促した久留島の功績。日本でボーイスカウト活動の普及に尽力していた久留島は1924年、同国で開かれた世界大会に赴いた際、アンデルセンの生家や墓を訪れてその粗末さに失望。地元の新聞記者に数々の童話が日本で愛されていること、偉大な作家に敬意を抱いていることを伝え、その記事が再評価の機運醸成につながって後にデンマーク国王から勲章を受けたという。展示ではその経緯を解説している。
 金成妍(キムソンヨン)館長は「25年には別府市で日本初のアンデルセン顕彰祭が開かれ、久留島は旅の様子を話したという。大分とアンデルセンをつなぐ歴史をぜひ知ってほしい」と話している。
 開館は午前9時半~午後4時半。月曜休館。入館料は町外者300円、町内者150円、18歳未満無料。問い合わせは同館(0973-73-9200)。

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