小中学生らに科学への興味・関心を深めてもらう県の体験型子ども科学館「O―Labo(オーラボ)」(大分市府内町)は10日、本年度の講座をスタートした。来年3月まで、週末や長期休みを中心に座学や体験を交えたプログラムを展開する。
初回は同市金池南のJCOMホルトホール大分で、紙コップを使った万華鏡作り、デジタルお絵かきなど5種類の講座を開いた。参加した親子約240組は、大学の研究者や企業の担当者らの助言を受け、ものづくりに没頭。使う素材の性質などについて、興味津々の表情で説明を聞いていた。
万華鏡作りを体験した御手洗亜香(あこ)さん(8)=同市滝尾小2年=は「中をのぞくとオーロラみたいできれいだった」と満足げ。
本年度、同館は通常講座を計75日開くほか、各地に出向くサテライトラボ(計60日)、宇宙教室(計5日)など各種メニューを予定している。問い合わせは同館(097-537-7200)。