【空襲の記憶】5月8日 大分市中心部で11人が犠牲に

 大分市中心部の市街地が米大型爆撃機B29の投弾を受けた。
 この日の大分市上空は雲が覆っており、B29は雲の上から爆弾を投下。大分駅と県庁の間を東西に横切るように、現在の長浜町から府内町、中央町にかけてほぼ線状に着弾した。時限爆弾も交じっていた。11人が死亡したとされる。
 当時の中村元治知事が現地を視察。「県としても直ちに各関係部課長を集めて応急対策を決め、衣料、食糧の配給、復旧作業隊の出動など遺憾なきを期している」と述べた。
 (各種資料を基に、1945年の県内の空襲被害を掲載します)

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