GW後半スタート、大分県内の行楽地は多くの人でにぎわう 5日まで好天が続く見込み

ゴールデンウイーク後半の4連休がスタートした。別府市の城島高原パークは多くの家族連れらでにぎわった=3日

 ゴールデンウイーク(GW)後半の4連休が始まった3日、県内は好天に恵まれ、多くの人が行楽地に繰り出した。レジャー施設には県内外から旅行客が押し寄せ、大型商業施設では家族連れが買い物などを楽しんだ。
 別府市の城島高原パークは、アトラクションやヒーローショーを楽しむ客でにぎわった。3月に登場したばかりのシューティングシアターや、人気の木製コースター「ジュピター」に長蛇の列ができた。
 北九州市から家族3人で訪れた小学6年の西本伊織さん(11)は「修学旅行の下見に連れてきてもらった。ジュピターはスリルいっぱい。友達に薦めたい」と笑顔を見せた。
 大分市神崎の高崎山自然動物園は朝から多くの来園者が訪れた。餌やりの時間になると係員の周りにたくさんの猿が集まり、園内から歓声が上がった。
 家族3人で東京都から来県した石田望桜さん(10)は「こんなに近くで見るのは初めて。子猿をおんぶしている姿が人間みたいだった」。父の正秋さん(53)は「九州一周旅行の途中に立ち寄った。いい思い出になった」と喜んだ。
 大分市公園通り西の商業施設「パークプレイス大分」はGW期間中さまざまなイベントを企画。この日は、人気お笑い芸人のやす子さんを一目見ようと、センターステージに人だかりができた。近くに住む中学2年の岡部空さん(13)は「サインをもらえた。うれしすぎる」と大喜びしていた。
 3日の県内は高気圧に覆われ全域でおおむね晴天となった。気象台によると、豊後大野市犬飼では6月下旬並みの28・3度まで気温が上昇した。連休中は5日まで好天が続き、6日は低気圧や湿った空気の影響で崩れる予報となっている。

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