【津久見】津久見市四浦の里の駅「つくみマルシェ」がリニューアルした。つくみイルカ島を運営するマリーンパレス(大分市)が昨年4月に指定管理者となり、約1年かけて改装。新たに飲食スペースを設けた他、熱帯魚が泳ぐ水槽の展示なども始めた。
施設はつくみイルカ島に隣接する物産館で、昨年3月までは津久見市観光協会が運営していた。来場者の利便性向上とエリア一帯の魅力度アップを目的に、市が同社を管理者に選定した。
新設した飲食スペースは職員がテーブルや椅子を手作りした。中央には水槽が並び、カクレクマノミやナンヨウハギなど色とりどりの魚を眺めながら、軽食やご当地ソフトクリームを楽しむことができる。
うみたまごに次いで県内2例目の展示となるチンアナゴやニシキアナゴは家族連れに大人気。砂からひょっこり顔を出す愛らしい姿に、子どもたちが夢中になっているという。
改装に合わせ、新たな土産品も拡充した。市名物の菓子や水族館グッズが並び、つくみイルカ島オリジナルのクッキーやバターパイなども取りそろえた。
同社の十万仁志リーダーは「イルカ島は再入場可能なので、ショーの合間に食事や休憩を取ることができる。優雅に泳ぐ熱帯魚に癒やされながら、買い物も楽しんでほしい」と話した。