豊後高田市の昭和の町展示館がリニューアル 故南條亮さんのジオラマスペース設置

昭和20~30年代を再現したジオラマに見入る来館者=豊後高田市中央通り商店街の昭和の町展示館

 【豊後高田】豊後高田市中央通り商店街の昭和の町展示館がリニューアルオープンした。昭和時代の街並みをジオラマで制作し、2019年に77歳で亡くなった大阪市の造形作家、南條亮さんの作品を常設展示するスペースを設置。懸命に時代を生きた庶民の生活を伝えている。
 展示館は旧大分合同銀行跡を改装し、2008年に開館。昭和時代の映画ポスターや生活用品などを展示した。南條さんの常設展をしていた大阪府泉佐野市の施設が3月末に閉鎖し、作品のコンセプトが一致することから同館に無償譲渡された。
 4月29日にオープニングセレモニーがあり、佐々木敏夫市長が「昭和100年の節目に新しい魅力が加わった。さらなるにぎわいつくりにつなげたい」とあいさつ。関係者らがくす玉を割って祝った。
 南條さんは明治時代から高度経済成長期までの日本の街並みをジオラマで再現。同館には昭和20~30年代の日常風景をモチーフにした七つのセットが設けられた。建物や日用品の細部も作り込まれ、約550体の人形は表情豊かで今にも動き出しそう。
 宇佐市南敷田の岩崎愉来(ゆく)さん(8)=天津小3年=と由芽乃さん(6)=同1年=姉妹は「ボタンを押すと人形が動くのが楽しかった」と声を弾ませた。
 南條さんの妻洋子さん(67)は「夫は人間の愚かさと素晴らしさをテーマに、激動の昭和を舞台にしたジオラマを作っていた。時代を肌で感じることで過去を学び、未来を考える機会にもしてほしい」と話した。
 入館無料。開館は午前10時から午後4時(土・日曜・祝日は同5時)まで。火曜休館。問い合わせは豊後高田市観光まちづくり会社(0978-23-1860)。 

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