大分市に1000アイテム扱うスケボー専門店 音楽、映像も楽しめる「コミュニケーションの場に」

九州トップクラスの品ぞろえ。「さまざまな選択肢を用意して、お客さまのこだわりをサポートしたい」と話す佐藤龍也さん=大分市中央町

 【大分】大分市中央町にスケートボード専門店「minimal skateboards(ミニマル スケートボード)」がオープンした。2021年の東京五輪で正式競技となり、市内でも施設が整備され、イベント・大会が開かれるなどスケボー熱が高まっている。代表の佐藤龍也さん(48)は「子どもはもちろん大人にも楽しんでほしい。少しでも普及のお役に立てたら」と話している。
 佐藤さんは大分市生まれ、東京育ち。グラフィックデザイナーとして主に環境問題に関するデザインを手がけ2023年末、両親の住む大分市へ妻と移住した。
 スケボーは小学3年生から始め、今も時間を見つけては各地で滑り続けている。技が成功すると仲間と喜びたたえ合う文化があり、年齢や職業を超えて友達ができるという。「何度も練習して難しい技ができるようになるなど自分と闘いながら小さな目標をクリアしていく達成感が魅力」と話す。
 県内には専門店が少ないことから長年の知識や経験、人脈を生かし、「スケボーを通じたコミュニケーションの場になれば」と昨年から開店の準備を進めてきた。
 店では、さまざまなブランドのデッキ(板)やパーツ、プロショップ限定のスニーカーや服、耐久性にこだわったオリジナルブランドのバッグなど約千アイテムを扱う。
 音楽やアート、ファッションと融合したストリートカルチャーでもあり、レコードプレーヤーと真空管アンプ、スクリーンを設置し、音楽や映像作品も楽しめる。「さまざまな選択肢を用意しているので、ぜひ遊びに来てほしい」と佐藤さん。予約制でインスタグラムのダイレクトメールで申し込む。

最新記事
大分市で6日に「へつぎ蚤の市」 古美術や西洋アンティークなどずらり
大分市で7日にセミナー「親子で備える家庭防災」
鶴崎工業高で「ものづくりマイスター」出前講義 かんながけ体験、職人の技に驚き
大分市で仲秋祭「賀来の市」始まる 「お下り神事」ご神体と共に800人が練り歩く
南海トラフ巨大地震を想定、大分市でシェイクアウト訓練 「防災の日」に合わせ427団体が参加