大分県立美術館で開館10周年記念式典 「これからも期待に応え、感動を呼ぶ美術館に」

開館10周年の記念モニュメントの前で、記念撮影に臨む式典関係者ら=26日、大分市寿町の県立美術館

 開館10周年を迎えた県立美術館(大分市寿町)で26日、記念イベントや展覧会「LINKS―大分と、世界と。」(大分合同新聞社共催)の開会式があった。

 記念式典には、佐藤樹一郎知事や県立美術館を設計した坂茂さん、ウェールズのレベッカ・エバンズ経済・エネルギー・計画担当大臣ら約150人が出席した。
 県芸術文化スポーツ振興財団の広瀬勝貞理事長が「開放的な雰囲気と、OPAMという愛称で親しまれ、国内外から、老若男女が集う場所になった。これからも期待に応え、感動を呼ぶ美術館にしていきたい」とあいさつ。
 県立芸術文化短大生と100人の10歳の子どもたちによる記念モニュメントが披露され、同館の節目に花を添えた。
 日本文学研究者のロバート・キャンベルさんのトークショーや、大分市出身のバイオリニスト広津留すみれさんのミニコンサートもあった。

■展覧会のトップを切り「LINKS」始まる
 県立美術館開館10周年を記念した展覧会のトップを切り、LINKSが始まった。6月22日まで。
 同館のコンセプト「出会いと五感のミュージアム」にちなんだセザンヌ、モネ、黒田清輝、福田平八郎、吉村益信らの作品180点以上を展示する。
 途中展示替えがあり、前期(5月21日まで)の目玉は、東京国立近代美術館所蔵の髙山辰雄の「穹」。後期(同23日から)は、パブロ・ピカソが監修・指示した「ゲルニカ」のタペストリーが登場する。
 作品を鑑賞した大分市明野高尾の主婦山本万里さん(66)は、「タイトルに込められた意味の深さを知って、広い視野で見ることができた。大きな宝物をいただいたよう」と話した。

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