規格外の由布市産ナシ活用したシロップと焼き肉のたれ開発 イベント出店などで販路開拓へ

由布市産のナシを使って商品化した「梨蜜シロップ」(右)と「梨蜜焼肉たれ」

 【由布】一般社団法人ユフイズム(由布市庄内町柿原)は、由布市産ナシの規格外品を活用した「梨蜜シロップ」と「梨蜜焼肉たれ」を商品化した。
 ユフイズムは農村の活性化などを目指し、2020年に設立。23年から、小ぶりや表面が傷つくなど規格外のナシを同市庄内町の農家から買い取り、ピューレ状に1次加工する事業に取り組んでいる。昨年から、ピューレを活用し、オリジナルの商品を作ろうと試作を重ねてきた。
 原材料はナシのみというシロップ(千円)は、ピューレをじっくり煮詰めて製造した。すっきりとした甘みが特徴。そのままヨーグルトなどにかけてもおいしく、調味料としても使える。
 ナシをぜいたくに使った焼き肉のたれ(1200円)は、甘口で子どもが食べやすい味に仕上げている。
 今月中旬には大分市内の商業施設の物産展で初めて販売。由布市地域おこし協力隊で、特産品の開発や販売に携わる児玉真侑さんらが買い物客においしさをアピールした。
 今後、イベントに出店するなどして販路を開拓していく。伊東毅治事務局長は「由布産品の魅力を伝えるため、今後も商品開発を続け、特産品を増やしていきたい」と話している。

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