【別府】温泉、食、運動、地域交流をテーマにした多彩な体験プログラムを楽しめる湯治宿「七日一巡(なのかひとめぐ)り」が別府市小倉に開業した。鉄輪でシェアハウスを運営する「湯治ぐらし」(菅野静社長)の新規事業。菅野社長(46)は「体と心に向き合える新しい温泉地滞在を提案したい」と話している。
旅館として使用されていた建物(木造2階)を改装した。全6室。全室畳敷きで、和モダンな雰囲気を演出している。大浴場と小浴場があり、源泉かけ流しの湯を楽しめる。長期滞在ができるようにキッチンやランドリースペースを整えている。
館内の共有スペースで、約600種のプログラムを日替わりで提供する。看護師やフードアドバイザーの資格を持つ講師による「温泉学講座」や「腸活ワークショップ」のほか、「myぬか漬けつくり」「玉ねぎポン酢麹(こうじ)つくり」といった季節に合わせた限定メニューもある。滞在中は無料で参加できる。
女将(おかみ)の太田ふたばさん(41)は「別府の魅力を詰め込んだコンテンツを準備した。心と体を整えに足を運んでもらいたい」と話した。
宿泊は2泊から。2泊3日プランの場合、5万4千円から。公式サイトから予約を受け付けている。