萱島酒造が「西の関」のラベルをリニューアル 「世界を相手にするのにふさわしいデザインに」

ラベルが新しくなった「西の関 上撰」(左)。右側は従来のラベルを貼った商品=国東市国東町の萱島酒造

 【国東】国東市国東町の萱島酒造(萱島進社長)は、清酒の代表銘柄「西の関」のラベルデザインを4月出荷分からリニューアルした。背景のデザインを見直し「西の関」の文字を大きくしてブランド名が目立つようにした。
 対象は「上撰」などの定番商品10種。伝統的な意匠を残しつつ現代風にブラッシュアップしたほか、海外の人にも分かるよう、「JOSEN」などのローマ字を入れた。従来の3点貼りと2点貼りをやめ、1点貼りのみにしている。
 同社によると、昨年12月に日本酒などの「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録され、ラベルを変えることにした。萱島社長(77)は「ラベルの機械の更新もあった。世界を相手にするのにふさわしいデザインにした」。大幅な変更は1873(明治6)年の創業以来、初めて。
 西の関の「関」は横綱の意味がある。明治20年代に2代目当主が「西日本の代表的な酒にしたい」と願いを込め、命名したという。

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