【大分】大分市上野丘東の芸術緑丘高美術科2年の石井愛恵(めぐみ)さん(16)が、27日から4月2日まで、同市府内町のトキハ本店2階に期間限定オープンする「こどもだけのひみつのパンやさん」の入り口壁画のデザインを手がけた。優しい配色で丸や四角、線を組み合わせたポップな作品。「向こう側に何があるのかなと子どもたちにドキドキワクワク感を味わってもらえたら」と話している。
同社創立90周年特別企画・地域共創プロジェクトの一環。小学生だけで入店し、商品選びから店員とのやりとり、会計までの買い物体験を楽しんでもらう。
フロアと店を仕切る壁面は幅3・6メートル、高さ2メートル。「美術を学ぶ高校生の視点や発想を生かして空間を彩ってほしい」と今年1月、同校に依頼した。
石井さんは地域と関わる美術活動に興味があり、同級生と一緒に市美術館や県立聾学校などでの子ども向けワークショップに参加してきた。
同店の要望は「普遍的かつ目を引くデザイン」。一人、パソコンを使っての慣れない作業だったが、修学旅行で訪れた東京の街並みや雑貨店、自宅近くの公園の遊具などを参考にイメージを膨らませた。同校教諭にもアドバイスをもらい、校内の試験期間とも重なり不安もあったが試行錯誤を重ねて完成させた。
壁画は今後の店内イベントでも活用する。「自分のデザインが形になり、うれしい。子どもたちにアートやデザインを身近に感じてもらえるよう将来は美術の先生になりたい」と夢を膨らませている。