松本怜さん栽培のサツマイモ、トリニータホーム戦で好評 初販売「楽しまれうれしい」

育てたサツマイモの焼き芋などを販売する松本怜さん(左)=大分市横尾

 サッカーJ2大分トリニータの元中心選手で、農業に挑戦している松本怜さん(37)が23日、育てたサツマイモを大分市であったホームゲームで初めて販売した。焼き芋などに多くのファンが列をつくり、好評だった。
 松本さんはクラブとサポーター、スポンサーをつなぐCRO(クラブ・リレーションズ・オフィサー)を務めつつ、昨年から農業を始めた。豊後高田市で知人らと昨秋にサツマイモ約700キロを収穫、甘みが増すよう熟成させていた。
 この日、クラサスドーム大分(大分市横尾)にキッチンカーを出し、焼き芋180本、ポタージュ約200食、生イモ100袋を用意。いずれも完売し、人気を見せた。
 販売開始1時間前から並んだ別府市の女性会社員(44)は「焼き芋は甘くてねっとりしており、おいしかった。別の世界で頑張るのはすごい。応援したい」と話した。
 松本さんは今年も生産を計画している。「想像以上のお客さんで、楽しみにしてもらえうれしい。ホーム戦の名物にしていきたい」と意欲を語った。

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