大分市消防団と消防局に総務大臣表彰 地域での防災教育、団員確保へのHP充実など評価

表彰を受けた大分市消防団の安東健治団長=東京・霞が関

 【大分】地域防災力の向上や消防団員の確保に尽力したとして大分市消防団と同消防局が、本年度の消防団地域貢献(総務大臣)表彰を受けた。全国で37団体が表彰され、大分市消防団・局の表彰は初めて。
 2019年に策定した大分市消防団ビジョンに基づき、階層別研修を通じて団員の防災・減災スキル向上を図っているほか、防災学習車を活用した地域での防災教育を強化。消防団員に対するネガティブイメージを取り払うため、やりがいやメリットなどを説明したホームページの充実などが評価された。
 19日に東京都内で表彰式があり安東健治団長(63)が出席。富樫博之総務副大臣が被表彰者代表に表彰状を渡した。安東団長は「自治会など地域と消防団がさらに連携し、訓練などを通じて防災・減災の力を高めていきたい」と話した。

最新記事
児童が気管挿管やロボット手術など模擬体験 大分市のアルメイダ病院でイベント
手作りタコ風鈴、風に揺れ涼しげな音 大分市佐賀関の早吸日女神社に今年も登場
帯広市の「子ども親善訪問団」が大分市長を訪問 「地元にはない海で遊ぶのは楽しみ」
鳴門うどん運営企業が大分県に1千万円寄付
大分市で「ムッちゃん平和祭」3千人が参加 小学生らが作った紙灯籠400個に火をともす