中津北高吹奏楽部がマーチングステージ全国大会で金賞 表現力や調和を高め、初出場で快挙

初出場で金賞に輝いた中津北高吹奏楽部のメンバー=中津市の中津北高

 【中津】第23回マーチングステージ全国大会2025(2月15、16日・横浜市)のコンテスト部門高校の部で、中津市の中津北高吹奏楽部(江藤光華部長、39人)が最高賞の金賞を受けた。国内の各支部予選を通過した17校が臨み、金賞は全国で6校が受賞。同校は初出場での快挙となった。
 大会は日本マーチングバンド協会(東京都)の主催。中津北は九州予選で2位となり、全国切符を手にした。
 ステージテーマは「ひまわり」。「穏やかな日々」「枯れていくひまわり(争い、不穏)」「希望」の3部構成で、映画「ひまわり」のテーマ曲やショスタコービッチの「革命」など5曲の演奏・演技を披露。戦争のない世界や平和を願って表現した。
 演奏と演技の調和は、ほとんどの審査員が優秀(A判定)と評価。「ブレンド感のある音色」「音楽に合わせた動き、演出と表現の仕方がとてもいい」など好評だった。
 同部がマーチングバンドに取り組み始めたのは11年前。より視覚的にも魅せる本格的なマーチングを目指そうと昨年度、同協会に加盟した。今大会に向けては週6日、同校や近郊の体育館も借りて練習。打楽器や、手具を使うカラーガードのパートを鍛え、小編成でもダイナミックにするため個々の技量を磨いて表現力や調和を高めてきた。
 「金賞がこれまでの頑張りの結果と思うととてもうれしい。誰からも認められるチームとなり、来年もトップを狙いたい」と江藤部長(17)=2年。顧問の桑原美緒教諭(40)は「応援してくれた多くの人に感謝したい。マーチングに興味を持つ人を増やし、魅力を広めていきたい」と話した。

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