第97回選抜高校野球大会(18日開幕・甲子園球場)に出場する柳ケ浦の壮行会が10日、宇佐市の同校であった。20年ぶりの聖地に挑むナインを生徒や学校関係者が激励した。
1、2年生が見守る中を選手が入場。小幡克己校長が「全員野球を心がけつつも、伸び伸びと楽しむことを忘れないでほしい」とあいさつ。ヤン・ハイイン・セリン生徒会長(1年)が「柳ケ浦の誇りを胸に最高のプレーを見せてください」と述べた。
田原光太郎主将(2年)は「泥くさく粘り強いプレーを一試合でも多く見てもらえるように頑張りたい」と決意表明。校歌を斉唱し、本番に向けて気持ちを高めた。
柳ケ浦は大会第1日の18日、開会式直後の1回戦第1試合で二松学舎大付(東京)と戦う。
■「チアガール部」を結成
久々の甲子園出場を機にアルプススタンドを盛り上げようと「チアガール部」が結成された。壮行会の中で発表し、稗田小春部長(2年)が決意を示した。
センバツ出場決定後、看護学科と普通科インターナショナルコースの生徒が活動を始めた。日々の自主練習と週に1、2回の全体練習に励み、甲子園で披露する踊りを習得したという。
メンバー16人は本番に向け、さらにレパートリーを増やす予定。稗田部長は「恥ずかしがらずに大きく動いて、選手の力になれるようにしたい」と意気込んだ。