【竹田】サッカーJ2の大分トリニータが2日、竹田市直入町の「長湯温泉マグマ大使」に任命された。選手らは交流サイト(SNS)を通じて同温泉の魅力をPRする。地元の13施設が温泉の無料入浴といった2年間の特典を用意するなどし、チームの躍進を支える。
大使は九州アルプス商工会や長湯温泉観光協会など地元4団体が連名で任命する。以前にも同チームを大使にしたことはあったが、同商工会の首藤文彦会長が昨年、「大分トリニータを支える県民会議」の会長に就任。支援を充実させて再任命した。
式典が同町長湯の長湯歴史温泉伝承館「万象の湯」であり、関係者やサポーターら約50人が参加した。首藤会長が「県民の宝に対し、何かできないか考えた。長湯の温泉は体を回復させてくれる。J1に昇格できるよう地域を挙げて応援したい」とあいさつ。
同チームを運営する大分フットボールクラブ(大分市)の小沢正風社長は「ここの炭酸泉は日本、世界に誇ることができる。良さを発信したい」と抱負。天笠泰輝、藤原優大両選手は「温泉で疲れを取り、いいプレーをしたい」と述べた。