ゲストハウス「りらっ玖珠屋」が交流拠点に 運営の古賀さん「多世代が集まる場を」

地域の住民や子どもたちの立ち寄り場となっている「りらっ玖珠屋」(最後列が古賀博明さん)=玖珠町太田

 【玖珠】玖珠町太田のバイカーズ・ゲストハウス「りらっ玖珠屋」が、住民や子どもたちが集まる交流拠点になっている。町の地域おこし協力隊を3年間務め、昨年3月に退任した古賀博明さん(72)が運営。「多世代が気軽に立ち寄れる憩いの場をつくりたかった。少子高齢化が進む地域の核になれば」と願っている。
 古賀さんは福岡市出身。同隊では空き家バンクの拡充や移住・定住の促進、観光資源の再開発や整備などさまざまな活動に取り組んだ。地域の付き合いが濃密で住民が相互に助け合う八幡地区を気に入り、元々は商店だった空き家を借りて自ら改修。昨年4月に念願だったゲストハウスを開いた。
 営業をしながら、「地域の人たちに自由に立ち寄ってもらいたい」と入り口は常にオープン。夏ごろから休日に子どもたちが集まるようになり、卓球台やゲーム機などをそろえた。
 八幡小5年の衛藤美緒さん(11)と倉成美琴さん(11)は「月に何回か遊びに来る。休みの日に友達と遊ぶ時の集合場所になっている」と話す。
 住民が定期的に集まる宴会場にもなっており、「15年以上、空き店舗だった場所に再び人が集うようになったことがうれしい」と古賀さん。
 口コミや交流サイト(SNS)で知ったバイカーの宿泊者も徐々に増えており、「バイクは自分の趣味でもあり、全国各地の話を聞くのは楽しい。少しずつ認知度を上げていきたい」と張り切っている。
 問い合わせは古賀さん(090-9593-1770)。

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