臼杵市合併20周年「10年後も活気ある市に」 記念式典で歩み振り返り発展へ決意

式辞を述べる中野五郎市長=臼杵市民会館

 【臼杵】旧臼杵市と旧野津町が合併してできた新臼杵市の施行20周年記念式典が11日、市民会館であった。2005年1月1日の合併からの歩みを振り返り、さらなる発展に向け決意を新たにした。
 約600人が出席した。中野五郎市長が「20周年の節目を機に臼杵市がこれからも夢と希望を持ち続けられるまちであることを決意し、次の10年に向けて新たな一歩を踏み出したい」とあいさつ。佐藤樹一郎知事らが祝辞を述べた。
 市民の代表2人が、未来の臼杵人へのメッセージを朗読。大分東明高1年の新名志朗さん(16)=海添=は「美しい自然、受け継がれてきた歴史、おいしい料理が魅力の私にとってかけがえのない街。そんな臼杵がずっと続いてほしい」、東中2年の佐藤紗楽さん(14)は「今ある強みや魅力を10年後も生かせるよう、自然を守り食を通じて活気あふれる臼杵市にしていきたい」と話した。
 合併20周年の軌跡をまとめたビデオ上映、未来につなげたい臼杵の魅力をテーマに公募した「スマホ写真コンテスト」の表彰などもあった。
 東、野津両中学校の吹奏楽部や臼杵高箏曲部、豊後吉四六太鼓がステージパフォーマンスを披露。西中合唱部が同市出身の吉丸一昌が作詞した「早春賦」を合唱し締めくくった。

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