大分県内16市町村で20歳を祝う行事 人生の節目、晴れやかに

華やかな晴れ着姿で記念撮影をする参加者=12日、大分市東大道の大分いこいの道広場

 大分や別府など県内の16市町村で12日、20歳を祝う行事があった。各会場に振り袖やはかま、スーツで着飾った若者たちが集まり、人生の節目を笑顔で迎えた。
 大分市はJCOMホルトホール大分(同市金池南)で「20歳のつどい」を開催。約3800人が参加した。足立信也市長が「希望に満ちた、一人一人の美しい花を咲かせてほしい」と祝いの言葉を述べた。
 当事者の19~20歳でつくる実行委員会が企画した「20歳の夢トーク」では、同市出身のロックバンド「SIX LOUNGE(シックスラウンジ)」のギター・ボーカルとして活躍する山口優盛さん(28)と実行委のメンバーが夢や目標を語り合った。
 実行委員長の後藤菜々子さん(20)は「いろいろな企画を考え準備してこの日に臨み、良い会にできたと思う。感動で胸がいっぱい」と話した。
 会場近くの「大分いこいの道広場」には、市内の各中学校の名前を掲げた看板を設置。再会を喜び、記念撮影を楽しむ若者でにぎわった。
 県によると、16市町村の対象者は1万59人(昨年11月現在)。今月13日の「成人の日」を前に開いた。2022年に成人年齢が18歳に引き下げられたため、「二十歳の集い」や「二十歳を祝う会」などの名称にした。
 この日式典がなかった2市町は、九重町が昨年8月、豊後高田市が今月2日に実施した。

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