別府市の観光情報サイトがWebグランプリ優秀賞 訪れてみたくなる仕掛けが随所に

優秀賞を受けた「別府たび」を担当する別府市観光課の後藤寛和主査(中央)とデジタルバンクの制作担当者=東京都港区

 【東京支社】デジタル社会の発展に貢献した人やウェブサイトを表彰する「第12回Webグランプリ」の企業グランプリ部門・企業BtoCサイト賞で、別府市の観光情報サイト「別府たび」がグランプリに次ぐ優秀賞を受けた。同グランプリで県内関係の受賞は初めて。
 「別府たび」は2023年2月にリニューアルオープン。シンプルなデザインながらも現場感を大切に、毎月の特集記事更新などを通じて誘客につながる情報発信や、リピーターへの新鮮な情報の提供などを図ってきた。サイト制作はデジタルバンク(大分市)が担った。
 企業グランプリ部門には自治体や官庁なども含め、84サイトが応募。企業BtoCサイト賞は18サイトの中からグランプリ1、優秀賞2サイトを選んだ。別府を訪れてみたくなるような仕掛けが随所に施されている点などが評価された。
 Webグランプリはデジタルマーケティング研究機構(東京都、中村俊之代表幹事)の主催。5日に東京都港区のホテルで贈賞式があり、別府市観光課の後藤寛和主査(43)やデジタルバンクの制作担当者らが出席した。
 後藤主査は「観光誘客を通じ、消費を伸ばしたい。別府に関わる人が周りに広めたくなるようなサイトであり続けたい」と話した。 

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