玖珠町でデジタル地域通貨「くすペイ」の運用開始 県内初、町内100店舗で使用可能

くすペイのカード(右)と、専用アプリをダウンロードしたスマホ画面

 【玖珠】玖珠町内の小売店や飲食店など約100店舗で使えるデジタル地域通貨「くすペイ」の運用が2日、始まった。町商工会による県内初の取り組み。専用カードを取得してスマホに専用アプリをダウンロードするなどし、現金をチャージ(40店舗で可能)して利用する。購入額100円ごとにポイントが付与されて1ポイント1円として使え、地域内で循環する仕組みとしている。
 カードは年会費と発行手数料が無料。同商工会などで入手できる。同商工会は利用可能店舗と利用者を増やしたい考えで、町はイベント参加などで付与される「行政ポイント」で周知と利用促進を進める方針。事前のPRイベントで約500人が利用登録を済ませたという。
 2日は町中心部の商店街でオープニング式典があり、同商工会の浅田健治会長が「力を合わせて成功させよう」、宿利政和町長が「地域経済の活性化につながるよう支援していきたい」とあいさつ。システム開発に携わった業者の代表らとテープカットをして開始を祝った。
 現在、チャージ額の10%、購入額の最大30%(いずれも上限あり)がポイント還元されるオープニングキャンペーンを実施中(予算に達し次第、終了)。
 詳しい利用方法などを案内する「くすペイサポートセンター」(駅通り商店街内)を平日午前9時~午後4時に開設している。問い合わせは同センター(0973-77-2266)。

最新記事
玖珠町で青少年健全育成推進大会 児童生徒らが学習の取り組みなど発表
玖珠川河川敷で一斉清掃 町内34団体などから340人が参加
くす若草小中でノリの養殖学ぶ体験授業 「環境意識高めて」有明海漁協が企画
玖珠地区の集落支援員、山田さんが7年目に 委嘱状交付「引き続き空き家対策」
玖珠町の旧古後中を彩るほのかな明かり 地元住民が竹灯籠1000個飾る