大分県信用組合が「メセナアワード」優秀賞 美術展開催での芸術文化振興を評価

昨年10月に開催した「第32回けんしん美術展」=大分市中島西

 県信用組合(大分市)は、企業による芸術文化振興などで特に優れた活動をたたえる「メセナアワード2024」の優秀賞を受賞した。毎年、県内在住者から未発表の絵画作品150点を募る展示会を開いており、昨年の「けんしん創立70周年記念 第32回けんしん美術展」が評価された。
 賞は公益社団法人「企業メセナ協議会」(東京都)が主催。大賞は1社、優秀賞は県信組を含め計5社・団体が選ばれた。県内で受賞したのは同組合のみ。
 県信組は県内在住者の芸術活動を後押しすることを目的に、毎年自由なテーマで洋画・日本画を募り、全作品を本店で展示している。障害者の作品展も同時開催。人々の創作や交流の機会を提供し、芸術文化の裾野拡大への貢献を続けてきた点が評価された。
 吉野一彦理事長は「受賞は大変な栄誉。地方金融機関として、これからも大分県民の皆さまの、芸術文化発展のために力を注ぐ」とコメントした。
 表彰状などの贈呈式が26日、東京都内で開かれる。

最新記事
ジャパンセミコンダクターの菅原社長「受託製造を拡大」 「大分の半導体伸ばしたい」
大分県が大阪市に期間限定ショップ開設 万博を契機に県産品の販路拡大や観光誘客へ
大分県内7月の倒産、前月より増え5件 負債総額は大幅に減少
大分県内のガソリン価格179円30銭 前週から横ばい、全国平均は上昇
大分県内の企業24%が「サイバー攻撃受けたことがある」 帝国データバンク調査