大分国際車いすマラソン、223人がエントリー 昨年と同数

意見を交わす実行委員=15日、大分市西浜

 第43回大分国際車いすマラソン(11月17日・大分市)の出場選手が15日、第2回実行委員会で発表され、昨年と同数の223人がエントリーした。国内は31都道府県の165人、海外が韓国やアメリカなど13カ国の58人。ナイジェリアの選手が初めて出場する。
 大会は県、日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会、大分合同新聞社などの主催。大分市西浜のジェイリーススタジアムで会合があり、委員12人が出席した。
 初出場はナイジェリアからの8人を含め32人。このうち9人は、未経験者を対象にした「ファーストチャレンジアシスト」制度を利用する。
 大会前に実施する選手と子どもたちとの交流事業では、海外選手が大分市内の幼稚園や小学校を訪れる。
 大会前日と当日は、大分市府内町の商店街「府内五番街」で飲食店巡りを楽しめる「府内バル」を計画。選手やボランティアらに交流の場を提供する。
 実行委員長の工藤哲史(のりふみ)県福祉保健部長(59)は「今年はパリパラリンピックもあり、世界的にパラスポーツへの注目が高まっている。大分では世界最高峰、最大級の白熱したレースが期待できる。引き続き準備に取り組みたい」と話した。

<メモ>
 レースは11月17日午前10時からマラソン、ハーフマラソンの順で県庁前をスタートする。ジェイリーススタジアム(大分市営陸上競技場)トラックの改修が完了したため、2年ぶりにフィニッシュ地点を競技場内に戻す。大会前日にはガレリア竹町ドーム広場(同市中央町)で開会式があり、パレードも実施する。

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