【竹田】竹田市ひばり少年少女合唱団が今月上旬、活動をスタートした。子どもたち12人が市内竹田町の秋山巌版画館に集まり、同市ゆかりの音楽家滝廉太郎の歌などを響かせた。
初日はピアニストで代表兼指導者の大塚亜依さん(39)が「みんなに会えてうれしい。意見やアイデアを出し、いい合唱団にしよう」とあいさつ。腹式呼吸や発声方法を教えた。
小学生や保育園児の団員は「ドレミの歌」や同市出身の童謡詩人佐藤義美の「いぬのおまわりさん」を練習。廉太郎が作曲し、団の名前の由来になった「ひばりはうたひ」を歌った。
11月16日に市内の市総合文化ホール(グランツたけた)で開かれる大分二期会の公演が最初のステージになる。小学2年の子安花歩さん(7)=市内玉来=は「声を合わせて歌うのは楽しい。頑張って練習したい」と話した。
同合唱団は活動休止中の市少年少女合唱団で22代目団長を務め、団の復活を思い描いてきた大塚理美さん(39)が亜依さんと意気投合し、発足した。
理美さんは「子どもたちが歌う姿を見て感激した」と語った。亜依さんは「たくさん拍手をもらい、地域を元気にできる存在になれば」と力を込めた。
合唱団は高校生以下が対象。毎月第1~3週の土曜日の午前10時半から練習する。指導料は月3500円。参加希望者の問い合わせは事務局の理美さん(090-7294-6840)。