九州横断道路県道別府一の宮線が開通60周年 九重町のレストハウスで感謝祭

くす玉を割って60周年を祝う関係者=九重町田野のレストハウスやまなみ

 【九重】別府市から熊本県阿蘇市をつなぐ九州横断道路(やまなみハイウェイ=県道別府一の宮線)の開通60周年を祝う「やまなみ感謝祭」が9日、九重町田野のレストハウスやまなみであった。九重町観光協会と九重・飯田高原観光協会の共催で、語呂合わせで「九」が「重」なる日に開いた。
 1964年6月、有料道路として供用が始まり、同10月に由布市湯布院町~阿蘇市間が開通。94年に無料化され、大分、熊本両県の管轄となった。その後、別府市~湯布院町間も含めて通称「やまなみハイウェイ」となった。
 別府市から阿蘇市までの約100キロのうち約40キロが九重町内を通り、飯田高原の雄大な自然が楽しめる九州屈指のドライブコースとして知られている。
 感謝祭は同レストハウス駐車場で式典があり、九重・飯田高原観光協会の上田恒久会長らがあいさつ。くす玉を割って“還暦”を祝った。最後に参加者全員で「60」の人文字を作り、ドローンを使って上空から記念撮影した。
 会場では地元野菜を販売する軽トラ市の他、各種キッチンカーも並び、多くの来場者でにぎわった。木材を切って作品に仕上げるチェーンソーアート、マジックショー、太鼓演奏など多彩なイベントも繰り広げられ、祭りに花を添えた。

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