安心院盆地祭り、30年ぶり「卑弥呼踊り」復活 新しい振り付けと衣装で魅了

約30年ぶりに披露された卑弥呼踊り=宇佐市安心院町の安心院文化会館前

 【宇佐】第53回安心院盆地祭りが24日、宇佐市安心院町の安心院文化会館前であった。宇佐両院商工会女性部(32人)のメンバーらが約30年ぶりに「卑弥呼踊り」を復活させた。
 卑弥呼踊りは、町内の妻垣神社に伝わる卑弥呼伝説を基に作られた「安心院卑弥呼音頭」に振りを付けたもの。同祭りで演じられていたが次第に踊られなくなり、忘れ去られていた。
 同女性部は今回、復活に挑むことにしたが踊りを知る人がおらず、歌詞に合った振りを新たに付けた。卑弥呼をイメージした衣装も作った。
 祭りではメンバーら10人が特設ステージに上がり、踊りを披露。集まった観客から大きな声援が飛んだ。
 安部二美子部会長(71)は「誰でもできる振り付けにした。いろいろな行事で踊られるよう広めていきたい」と話した。
 メイン行事の盆踊り大会では、浴衣姿の参加者がやぐらを囲んで三つの輪をつくり、太鼓やはやしに合わせて「マッカセ」などを踊った。大抽選会などもあり、最後は約800発の花火で幕を閉じた。

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