竹田市とパラグアイが交流事業を計画 万博契機、「つながりをより強固に」

1998年に竹田市とサンロレンソ市の姉妹都市25周年を記念してパラグアイを訪問した竹田市の関係者。竹田の名前を冠した公園も訪れた(竹田市提供)

 【竹田】来年の大阪・関西万博に参加する国・地域と地方自治体の交流事業について、竹田市が南米パラグアイ共和国と計画している。来年度末にかけて、中学生が同国について学ぶ講演会や姉妹都市との交流を実施する予定。市民が国際理解を深めるとともに、海外へ市の魅力を発信する機会にする。
 佐久間盛夫市長(当時)が同国を訪れた翌年の1973年、サンロレンソ市と姉妹都市になった。以降、双方の関係者が行き来し、半世紀にわたり関係を深めてきた。同市には竹田の名前を冠した公園があるという。
 日本政府は万博を契機に、地域住民と参加国・地域の関係者が継続的に交流をしていくため、支援する事業を進めている。全国で9府県53市町村が交流を計画。竹田市は7月末、県内初の登録自治体になった。
 市は▽同国大使館関係者を招き、中学生に文化・歴史を紹介してもらう▽サンロレンソ市との交流事業を開催する―などを計画している。
 土居昌弘市長は「つながりをより強固にする。次世代のために生かしていく体制を築きたい」と話した。

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