由布市が1日単位の求人公式サイト開設へ 柔軟な働き方で人手不足に対応

8月1日に開設する「ゆふマッチボックス」

 【由布】由布市は、1日単位の、市内の求人を掲載するサイト「ゆふマッチボックス」を8月1日に開設する。事業者と柔軟な働き方を求める人を結びつけ、人手不足解消を図るのが目的。自治体による公式サイトは県内初で、市商工観光課は「公式サイトという安心感で、これまで使ったことのない事業者にも広めたい」と話している。
 同課によると、人手不足は喫緊の課題だが、近年、育児・介護との両立や副業など柔軟な働き方を求める人が増えており、正社員やパートを募集しても集まりにくい状況が続いてるという。そこで気軽に働ける短時間就労の求人を拡大し、労働力を確保することにした。勤務をきっかけに長期や正規雇用につながることも期待する。
 サイトの運営は、新潟県湯沢町や大阪府泉佐野市など全国8自治体で同様のサ―ビスを実施するマッチボックステクノロジーズ(新潟市)に委託する。
 市内外の働きたい人が会員登録し、求人情報を出している事業所の中から仕事内容や時間などを見て応募。給与は同社から振り込まれ、即日払いも可能。
 事業者は、求人掲載は無料だが、応募者が勤務した際に採用料金として給与の14%分、労務処理費として500円(1勤務あたり)、給与立て替え料(1%)がかかる。時給千円で4時間勤務の求人募集だった場合、1100円となる。
 今月上旬には、事業者向けの説明会が同市湯布院町川上のゆふいんラックホールであり、オンライン参加を含め約50社が参加した。
 同課は「参加者の反応は良かった。事業者と働き手を結ぶ、新たな接点にしていきたい」と意気込んでいる。

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