大分県内に夏祭りシーズンの到来を告げる長浜神社(大分市長浜町)の夏季大祭が5日、始まった。祭り期間中は雨が降ることが多く「雨の長浜さま」と呼ばれるが、珍しく晴れでの開催。酷暑を吹き飛ばすように、子どもみこしの元気なかけ声が響いた。
神事の後、地元の小学生らが担いだ5基のみこしが神社を出発し、チキリンばやしとともに練り歩いた。太鼓をたたいた長浜小6年の上田理人(あやと)さん(11)は「熱中症にならないよう小まめに水を飲んで、練習の成果を発揮します」と笑顔で話した。
歩行者天国になった神社周辺の道路には約100の露店が並んだ。名物の縁起物「おみか餅」などの販売もあり、若者や家族連れでにぎわった。祭りは7日まで。6日はみこしの巡行、宇目神楽の奉納がある。