安心院町特産のシャインマスカットとピオーネ旬入り宣言 例年並みの甘さや色づき

旬入りしたシャインマスカットをPRする小野次信部会長=大分市豊海

 宇佐市安心院町特産のブドウ「シャインマスカット」「ピオーネ」の旬入り宣言式が4日、大分市豊海の市公設地方卸売市場であった。4月は日照不足で成長が遅れたものの、5月中旬以降の好天で例年並みの甘さや色づきになったという。
 県農協北部事業部安心院ぶどう部会(96人)のメンバーや是永修治宇佐市長らが参加した。小野次信部会長(74)=同町平山=は「産地では世代交代が進んでいる。若手のやる気が出るよう、熱い取引をお願いしたい」と話した。
 宣言後の競りでは5キロの最高値が、シャインマスカットで過去最高の35万円、ピオーネで4万円をそれぞれ付けた。
 両品種は種がなく、甘い点が人気となっている。今年は町内でシャインマスカット110トン(作付面積40ヘクタール)、ピオーネ20トン(同25ヘクタール)の生産を予定している。6月下旬から県内や九州、東京など向けに出荷が始まっている。

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