津久見市の市有施設で初、市民球場にネーミングライツ導入 新たな財源確保へ

津久見市が初めてネーミングライツを導入する市民球場=津久見市千怒

 【津久見】津久見市は市内千怒の市民球場にネーミングライツ(命名権)を導入する。新たな財源の確保に向け、10日から契約企業の募集を始める。同市の市有施設にネーミングライツを導入するのは初めて。
 対象は市民球場と、付帯する室内練習場「サニーホール」の2施設。契約期間は10月1日から2029年3月31日までの4年6カ月で、命名権料は年間120万円以上(初年度のみ30万円以上)。契約すれば、企業や商品名などを冠した名称を付けることができる。
 募集要項は今月10日から市経営政策課で配布するほか、市のホームページからも閲覧できる。受け付けは7月5日まで。同月中に選定委員会を開き、契約先を決める。
 同球場は1988年に開場。市によると、昨年度の2施設の利用者数は延べ2万963人。市外の団体も多く利用し、昨年は海外の野球チームが強化合宿などをした。
 同課は「契約料は施設の維持管理費に充てる。野球のまち津久見で、企業のPRや地域貢献によるイメージアップも見込めるはず」と応募を呼びかけている。
 問い合わせは同課(0972-82-9510)。

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