サッカー女子は柳ケ浦が稲葉学園に大勝し、17連覇を達成した。林和志監督は「準備してきた戦術を選手たちが体現してくれた。僅差のゲームを予想していただけに、素晴らしい内容と結果」と満足の表情を見せた。
「足元の技術があり、ビルドアップ能力がある」と相手を分析し、守備は連動して前からはめることを意識した。序盤にDF村上安奈(3年)のロングシュートで先制すると、さらに2点を加えて主導権を握った。後半も運動量で上回り、ダメ押しの4点目を奪った。
年末年始の全日本選手権で県勢初の4強入りしたメンバーが半数ほど残る。全国総体の出場権が懸かる九州大会に向けて、DF高松芹奈主将(同)は「チーム力を底上げし、さらに強くなる」と誓った。
【ミニインタビュー】
サッカー女子決勝で3点目を挙げた柳ケ浦の松田吏真(2年) 得点という結果で貢献できたのは前向きに捉える。だが連係の部分でまだまだ課題が見えた。九州大会を勝ち上がっていくために球際の部分やメンタルを強化していきたい。
<サッカー>
(レゾナックサッカー・ラグビー場)
【男子】▽決勝
柳ケ浦3―1大分
0―1
3―0
▽得点者【柳】八尋、外園優、安里【大】岡松
【女子】▽決勝
柳ケ浦4―0稲葉学園
3―0
1―0
▽得点者【柳】村上安、竹田、松田、江崎
(男子の柳ケ浦は7年ぶり3回目、女子の柳ケ浦は17年連続17回目の優勝。男子の1位が全国、2位までと女子の1位が九州大会へ)