「やったー」と両手を上げて笑顔をはじけさせた。棒高跳び女子は大分西の水野りこ(3年)が2連覇し、昨年の県高校総体以来となる自己ベストを出した。
昨年9月の練習中に背中を打って大けがをして以降、「跳ぶのが怖くなり、満足のいく練習ができなかった」。踏み切りまでの歩数を短くして練習を続け、理想とする14歩の助走ができたのは大会3日前だった。
試技のたびに汐月友典コーチと踏み切りや跳躍の改善点を確認した。自己ベスト更新が懸かった3メートル50は助走でスピードに乗り、一発成功した。
練習を共にした仲間から「絶対跳べる」と応援された。「失敗した友達の分まで跳びたかった。つらかった1年だったが、頑張ってよかった」と声を詰まらせた。
<陸上>
=女子=
▽400メートル (1)河村咲瑠(雄城台)57秒65(2)池田有沙(楊志館)(3)長野梨心(雄城台)(4)吉村百華(舞鶴)(5)小川らん(雄城台)(6)若杉杏花(大分)
▽1500メートル (1)滝川ゆめ(東明)4分39秒71(2)藤戸華(同)(3)谷佳純(大分西)(4)伊藤芽生(同)(5)真田陽芽(同)(6)渡辺愛菜(藤蔭)
▽5000メートル競歩 (1)阿部優生(大分商)27分58秒75(2)矢野遥花(大分西)(3)深水陽香(同)(4)松崎レイ(東九州龍谷)(5)葵真宝(同)
▽走り高跳び (1)竹元日奈子(大分西)1メートル61(2)帆秋凜(同)(3)安倍陽葵(杵築)飯倉心音(楊志館)(5)安部心美(杵築)塩月優和(雄城台)
▽棒高跳び (1)水野りこ(大分西)3メートル50(2)河野由奈(同)(3)兪青良(同)
▽走り幅跳び (1)三橋小桜(大分西)5メートル59(2)小野萌杏(鶴城)(3)嶋末結心(大分西)(4)黒木凪沙(鶴城)(5)西野雅(雄城台)(6)杉田晴香(大分西)
▽やり投げ (1)木崎愛(雄城台)40メートル92(2)古矢心琴(鶴城)(3)甲斐彩希(東明)(4)江藤和花(雄城台)(5)山本華穂(鶴崎工)(6)寺次海音(同)
(競歩は5位、その他の種目は6位までが北九州大会へ)